引用元:Twitter
同人誌の印刷などを主に手がける会社「おたクラブ」が、Twitterで炎上しています。
どうやら不謹慎なツイートを発端に、理解が得られないような謝罪や行動を繰り返してしまい、火に油を注ぐ状態だったようです。
同人業界も忙しい年末近くに、何が起こってしまったのか…。
そこで今回は、印刷会社「おたクラブ」の炎上元ツイートから謝罪、幕引きまでを一気にまとめました。
目次
おたクラブが不謹慎発言で再び炎上
2020年11月17日、大阪府の日本橋にある印刷会社「おたクラブ」が、Twitterに投稿した画像がきっかけで大炎上しました。
引用元:Twitter
実は2019年1月にも「顧客のUSBを他顧客と取り違えて紛失した」ことで、炎上した過去を持つ「おたクラブ」。
Twitterでは、
おたクラブまた炎上したんか
— 杳子 (@spining_cocoon) November 19, 2020
また企業垢燃えたのか〜〜と思ったらおたクラブであっ……(察し)
— 加糖@ シンプルにやけくそおじさん (@kato_oou) November 18, 2020
と、度重なる炎上に落胆の声が上がっています。
【炎上】おたクラブの不謹慎発言〜謝罪・アンケートも総まとめ
では今回のおたクラブ炎上とは、どんなものだったのでしょうか?
時系列を追って順に解説していきます。
おたクラブの炎上流れ①:不謹慎発言
ことの発端は、2020年11月17日20時頃に「おたクラブ」のTwitter公式アカウントがツイートした投稿。
引用元:Twitter
社員が捌いた魚の切り身を包んでいるラップに「小4」「小6」と書いてあります。
こちらのツイートが、児童の遺体を連想させるものとして不謹慎だと炎上してしまいました。
おたクラブさんずっと使わせていただいてるけど公式アカウントのリテラシーがちょいちょいやばいの本当どうにかしてほしい。印刷に関係ない雑談は彼らのスタンスだと存じてるのであえて突っ込まないが、ただこの投稿はどんな年齢の子のどんな姿を連想させるかわかりますか。 pic.twitter.com/xNF5vpfGwu
— yahu 11/21Bホールさ3 (@yahu_bare) November 17, 2020
もちろん「魚を捌いたメモ」と記載があるため、本当に魚の種類をメモしたものでしょう。
しかしおたクラブのツイートにも「怖い」とあるため、確信犯なのではないかと言う意見が広まったのです。
おたクラブの炎上流れ②:1度目の謝罪
その後すぐ、2020年11月17日20時30分頃に問題のツイートを削除したとして、おたクラブが謝罪。
しかしこの謝罪が、さらに火に油を注ぐことになります。
引用元:Twitter
担当者は「面白がってツイートした訳ではない」と言っています。
しかしこの謝罪の仕方が軽率だとして、更に炎上してしまったのです。
おたクラブの炎上流れ③:2度目の謝罪
おたクラブの担当者はその後、一旦普通の関係ないツイートをします。
しかし炎上が続いている様を見たのでしょう、先のツイートを削除し再度Twitterで2度目の謝罪をします。
今回、人を傷つけたり、不快に思わせるツイートを行ったこと、強く反省しています。
4年くらい前、会社が大きくなり始めてから、自分では、性的な話や不快にさせるようなことは言わない、
と決めていたんですが、今回の件で感覚が世間の人たちとズレているということがわかりました。— おたクラブ (@otaclub) November 17, 2020
この会社は、社長と僕の二人で、コミュニティスペース(お酒の出ない原稿喫茶)みたいな感じで始めたのがスタートでした。
会社がどんどん大きくなってきて、僕個人が相対的に不要になっている気がします。
当時の僕達を忘れないために、接客が出来ない分、Twitterは個人らしく行こうと思っています。— おたクラブ (@otaclub) November 17, 2020
複数のツイートに渡って話されたのは、
今回の炎上は意図的でないが、不快に思った人がいるならその意見が優先されるべき
とあり、反省しているように見えるものでした。
しかしこの謝罪ツイートには
- 自分にはツイッターの運用が向いていない
- 自分が社長と一緒におたクラブを立ち上げた
- 広報として気持ちを入れ替える
といった内容も盛り込まれていたため、
おたクラブのツイート厳しすぎて全部見られなかった 謝罪ツイートでさえ自我強すぎる
— ふかふかのワンちゃん (@fuka02WANCHANG) November 18, 2020
など、企業アカウントらしからぬ発言が多いと批判されました。
おたクラブの炎上流れ④:アンケート実施
そうして日付が変わる2020年11月18日深夜0時ごろ、おたクラブの公式Twitterで突如アンケートが開催されました。
引用元:Twitter
おたクラブのTwitter担当を、変更した方が良いかどうかを尋ねるアンケートです。
24時間の時間制限で行われたアンケートは、その後5500票近くも集まり2時間半ほどで終了。
終了間際には、ほとんど「50:50」と言う結果になりました。
しかしおたクラブのTwitter担当者は
6割弱がこのままで、4割強が変えたほうがいい、ということです。僕はノーという意見が優先されるべきだと思うので、バトンタッチします。今まで本当にありがとうございました。これからは、後方で、皆さんに役立てるように頑張ろうと思います。本当に、本当にありがとうございました。
— おたクラブ (@otaclub) November 17, 2020
と、「反対意見があるならそちらが優先すべき」という発信のもと、担当変更を告知します。
しかしこのアンケートにも、
Twitter担当を変えるかどうか消費者に委ねるんじゃなくて会社で決めてよ『二度とないように気を付けます、担当者は変えません』『事を鑑みて担当者を変えます』のどちらを選ぶのかの責任の所在は、おたクラブの名前を冠してる以上担当者でも消費者でもなく会社にしかなくない?
— ゆるふわ皮膚うさぎ (@swiccco) November 17, 2020
といった批判が集まり、炎上の助長となってしまいました。
おたクラブの炎上流れ⑤:3度目の謝罪
アンケートが終了してすぐの2020年11月18日深夜2時40分頃、おたクラブのTwitter担当者は3度目の謝罪を行います。
この度は、皆様にご迷惑をおかけしており、大変申し訳ございません。
私が広報専任として始めたものではなく、一個人として、仕事の休憩時間や、
就寝前に事務的な仕事では対応しきれない箇所を補おうとして始めたものでした。— おたクラブ (@otaclub) November 17, 2020
投稿には、
- そもそも広報用として始めたアカウントではない
- 業務時間内に遂行できない仕事のため雑談用・技術補完用として始めた
- フォロワー数が3万人を超えてもアカウントの位置付けを明確にしなかった
- 軽率な行動で炎上したので、今後は広報一本に努める
とした上で、新たなアカウントとしてスタートさせると記載。
その後、Twitterアカウントのアイコンを変更し、

引用元:Twitter
この担当者からのツイートはストップします。
おたクラブの炎上流れ⑥:別の担当者が運用担当を報告
そして1日以上経過した2020年11月19日午前10時12分、別の担当者が改めて謝罪と担当変更の旨を投稿します。

引用元:Twitter
今後は企画・広報チームでアカウントを運営し、ツイート内容を業務の連絡のみにするとしました。
約2日に及ぶ一連の騒動が、収束したのです。
おたクラブの炎上が大きくなってしまった理由
おたクラブの今回の炎上は、なぜここまで大きくなってしまったのでしょうか?
ネット上では、
- 以前から個人的なツイートが多かった
- そもそも問題のツイートが倫理的でない
- 最初の謝罪が軽率すぎる
- 炎上による企業の人事問題をSNSでアンケートする
といった、「企業アカウントなのに自我が強すぎたうえ反省の色が薄い」ことが原因だと言われています。
おたクラブの炎上をみたネットの反応

おたクラブの炎上を知ったネットユーザーからは、厳しい意見が多く上がっていました。
おたクラブ、企業アカウントの自我とか置いといてあの最悪な謝罪文から社内の雑な管理体制が見えてくるので本当に嫌
— 修羅場のこまこ (@km7ko_n) November 18, 2020
おたクラブ、アカウント担当者を変えるかどうかの判断を社内で話し合うんじゃなくて、アンケート取ってユーザー側に尋ねてるのにドン引きなんだが
— 七呂 (@nntr_6w6) November 18, 2020
おたクラブまーたやらかしたんか……。USB紛失の時といい今回といい、やらかした事より事後対応が悪過ぎて炎上してるよねー……。
— 褐色肌に弱い (@te_ga_schop) November 19, 2020
しかし、これまでの利用者や元Twitter担当者の印刷への熱意を受け、まだまだ応援したいと言う意見もたくさんあります。
企業垢で炎上してても私はおたクラブくん使うよ
店員さんの応対良いし何より安いからね!
(アキバに移動してからまだ利用してないけど…)— ミッフ (@miftui) November 19, 2020
おたクラブくんの問題のツイートヤバすぎるやろ 今まであった企業垢の炎上で一番ヤバくない?
— ぴぐ (@nenne_w) November 18, 2020
確かに、過去のツイートには業務に対して紳士的に取り組む姿も多く見られました。
すみません、ちょっとご相談があります!
自社の従業員の年間休日を120日くらいにしたいので、
月に一回だけ追加で定休日を設けてもいいですか?
それを全社員の休日に当てられるなら、叶えることが出来ると思っています!— おたクラブ (@otaclub) November 15, 2020
店舗での対応やスピード・品質が良いと評判の印刷会社「おたクラブ」。
Twitterの中の人は変わってしまいましたが、これからも良いサービスを続けてもらいたいものですね。