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動画|岸田文雄の英語力は歴代トップ!英語でスピーチしない3つの理由

帰国子女の学歴や外務大臣の経歴を持つ、岸田文雄総理。

その英語力は、歴代総理のなかでトップクラスだとも言われています。

しかし岸田総理は総理大臣に就任してから、あまり英語でスピーチをしません。

なぜ岸田文雄総理は海外で、英語ではなく日本語でスピーチをするのでしょうか?

この記事ではまず、岸田文雄総理の学歴経歴英語でスピーチする動画から、英語力の高さを検証

英語でスピーチしない3つの理由についてもまとめました。

ぜひ最後までご覧ください!

【動画】岸田総理の英語力は歴代トップクラス

岸田総理の英語力は、歴代総理のなかでもトップクラスだと言われています。

アメリカの大使と英語で話す岸田文雄総理
引用元:Instagram

その理由は、岸田総理が帰国子女である学歴や外務大臣の経歴からも分かります。

岸田文雄の学歴は帰国子女

岸田文雄総理は、アメリカの帰国子女です。

父親の仕事の都合で、1963年の小学校1年生から3年生の3年間、ニューヨークで暮らしていました。

当時は現地のパブリックスクール(公立小学校)に通い、身振り手振りで英語を覚えていったそうです。

1966年6月にパブリックスクール3年次を修了し日本へ帰国しますが、この頃の体験が将来の仕事に大きく影響することになりました。

岸田文雄は外務大臣の経歴も

岸田文雄総理は早稲田大学法学部を卒業後、1度は日本長期信用銀行に一般就職。

岸田文雄総理の若い頃
引用元:Twitter

銀行では2年半に渡って外国為替業務を担当し、その後高松市で海運業界を担当する営業職へ転身します。

政界に入ったのは1987年に父・岸田文武の秘書になったことがきっかけですが、2012年に第2次安倍内閣で外務大臣に就任。

外務大臣だった岸田文雄総理
引用元:Twitter

2017年7月に防衛大臣になるまで、各国の国際会議などに参加をしてきました。

こちらは2015年1月、当時外務大臣だった岸田総理が国際シンポジウムで英語のスピーチをした時の動画です。

ゆっくりですが、とても流暢に英語で話していますね。

この動画を解説した英語教授歴25年以上の経歴を持つ「Yumi」さんは、発音が特にキレイだと高評価です。

岸田文雄総理の英語力が高いと評価するYumi
引用:YouTube

特に日本語にはない単語間を繋げる発音のレベルが非常に高く、ネイティブ並みであると評しています。

英語力は海外からの評価も高い

岸田総理の英語力は、海外からも定評を得ています。

こちらは、2019年のシンガポールサミットで岸田総理が英語スピーチをする様子です。

アメリカ出身で4ヶ国語を話すコメンテーターのケビン・クローンさんは、岸田首相の英語力を「70点で合格ライン」と評しています。

小泉総一郎さんが90点、河野太郎さんが88点、安倍晋三さんが75点ということで岸田さんは少し低めかな?と思いますが、

岸田総理が70点の理由は

原稿を読み上げているだけで質疑応答は通訳任せのため、世界に日本をアピールできていないから

とのこと。

安倍晋三さんの方が点数が高い理由は、ジェスチャーの練習もしっかり準備したことがわかるからだそうです。

過去に安倍晋三さんがアメリカ国議会で英語スピーチをしましたが、実際には流暢に話せず「下手」という意見もありました。

そのため実質、岸田さんの方が英語力は高いと考えられます。

岸田文雄総理引用元:Twitter

以上のことから、岸田総理の英語力は披露する機会が少ないだけで、歴代総理大臣の中でもトップクラス。

専門家や海外からも評判もよく、現地で英語スピーチをしても申し分ないレベルのようです。

岸田総理が英語でスピーチしない3つの理由

ではなぜ、岸田総理は総理就任後になかなか英語でスピーチをしないのでしょうか?

その理由は、次の3つが考えられます。

  1. ミス防止のため
  2. 国際会議は母国語が通例?
  3. 日本語の方がメリットがある

詳しく見ていきましょう!

ミス防止のため

岸田総理が英語でスピーチをしない理由は、ミス防止のためではないかと言われています。

Yahoo!知恵袋に、次のような質疑応答がありました。

岸田文雄総理が英語を喋らないことに疑問の声

岸田総理って、英語ペラペラなのに何で英語で喋らないんですか?
引用:Yahoo!知恵袋

そして回答の中には、次のようなものが。

岸田文雄総理が英語を喋らないことへの推測

万が一の失言なニュアンス間違いがあったときに通訳のミスという体で問題を収めるため
引用:Yahoo!知恵袋

岸田総理には帰国子女の学歴や外務大臣の経歴があるとはいえ、やはり英語より日本語の方が得意なはず。

ネイティブでもないのに英語で話して、万が一ニュアンスの伝わり方にミスが生じれば、最悪の場合国際問題に繋がります。

通訳を挟むことで、岸田総理に責任が集中しないようにする狙いがあると言われているのです。

あながち間違いではないかも知れませんが、あまり印象が良くない手段であることは間違いないですね…。

国際会議は母国語が通例?

ネット上では、「国際会議は母国語で話すもの」という理由がありました。

国際舞台での発言は原則母国語です。バイリンガルでも、ニュアンスは母国語でしか表現・理解出来ません。そこはプロ通訳の仕事です。基本、国際的には母国語です。
引用:https://twitter.com/MDPsy1/status/1465607051682672640

確かに岸田総理に限らず、母国語で話す首相や大統領は大勢います。

ドイツのメルケル元首相
引用元:Twitter

スイスで毎年開かれる世界経済フォーラム年次総会(通称ダボス会議)で過去、メルケル・ドイツ元首相はドイツ語で、サルコジ・フランス大統領はフランス語でスピーチしました。

基本的に国際会議は母国語で話すものなのでしょうか。

調べてみましたが、「国際会議は母国語で話す決まり」は見つかりませんでした。

中には国際連合憲章のように、「国連の公用語は中国語、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語、インドネシア語の6つ」と規定がある場合もあります。

公用語が指定されるケースはあるものの、「母国語で話すべき」という国際ルールはないようです。

岸田総理は国際会議だけでなく、2022年5月1日にはイギリス現地で投資家向けに「日本語でのスピーチ」を行いました。

イギリスなのに英語ではなく日本語でスピーチする岸田文雄総理
引用元:Twitter

岸田総理は英語でスピーチをしない理由は、国際的な決まりが理由ではなさそうです。

日本語の方がメリットがある

私たち日本人の多くには、「国際的な場では英語を話すべき」というイメージを持つ人も多いでしょう。

筆者もその一人です。

ただ今回調べていく中で、「英語は世界共通のスピーチスタイル」ではないことが分かりました。

どちらかといえば、「印象的に伝わるスタイルでスピーチを行うべき」と考える各国トップが多い印象です。

ただ単純に「現地の言葉で話す方が伝わりやすいのでは?」と思うので、イギリスで日本語スピーチをした岸田総理の意図が謎に思えますよね。

岸田総理は、スピーチの最後に

「安心して日本に投資してほしい。”invest in Kishida(岸田に投資を)”です」

と、英語を交えました。

この手法は、ウクライナのゼレンスキー大統領も日本演説で最後に「ありがとう」と日本語を話したことでも記憶に新しいですよね。

おそらく岸田総理が英語でスピーチをしない理由には、

一番伝えたいことをより印象付ける

意図があるものと考えられます。

もしかしたらもっとややこしい国際的な政治判断があるかもしれませんが、長いスピーチの中で一番伝えたいことを伝えるには、効率的な方法なのかもしれませんね。

岸田文雄の英語力まとめ

岸田文雄総理の英語力は非常に高く、英語でスピーチをしても申し分ないレベル。

英語でスピーチをしない理由には政治的な判断理由がいくつもありそうですが、「どう伝えれば言いたいことが伝わるか?」が大事なポイントのようです。

日本人としては「英語が話せるならもっと活かしなよ!」と思っちゃいますが、その辺は国のトップが考える作戦なのかもしれませんね。

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